水虫の治療をはじめました

3度目の水虫治療に挑戦します

本日、職場近くにある皮膚科にいってまいりました。

水虫です。

数年前にも同じ皮膚科にお世話になっています。

そのときも水虫。

前回は、塗り薬をもらい、しばらく塗っていたら痒みも爛れも収まったので、素人判断で勝手に治療を中止してしまいました。

喉元すぎれば熱さ忘れる・・・ひどい傷みやかゆみが一応収まれば、医者に行くのが面倒になる。よくあるパターンです。

しかし、水虫は、皮膚の表面がきれいになっても、それで完治とは限りません。皮膚の角質の深部に潜り込んだ水虫菌(白癬菌)は、まだ生きています。

一見なおったように見えても、皮膚の下には白癬菌がこっそり潜んでいます。

で、今年になって再発しました。3度めの再発です。

今回こそは医者の指示をよく聞いて完治を目指します。途中で挫折しないよう、ペースメーカーがわりのブログに記録をつけていきます。

水虫かなと思ったら、まずは皮膚科へ

このブログを読んでいただいている方は、水虫の患者さんだと思います。あなたは、水虫を市販薬で治療しようとしていますか?

テレビで水虫用市販薬のコマーシャルをやっていますから、薬局でその薬を買ってくれば水虫が治るような気がしますよね。

確かに、薬局においてある水虫薬でも、水虫は治療できます。

ただし、ひとつ前提条件があります

その症状が、水虫であるときに限って、市販の水虫薬は有効です。

何を当たり前のことを…と思われたかも知れませんが、足に水ぶくれができたり、皮が剥けたり、かゆみや痛みが生じる病気は、水虫だけではありません。

皮膚科の医師によると、水虫だと言って来院する患者の約半数は、実際には水虫ではなく、別の皮膚病に罹患しているそうです。

水虫かどうかの判別は、専門の医師でも患部を見ただけではわかりません。皮膚の表面を掻きとって、顕微鏡で観察して白癬菌の存在を確認しないと、水虫かどうかはわからないそうです。

素人が自分で判断できるようなものではありません。

わたしがこのように言うのは、自分の体験に基づいています。

わたしが前々回に水虫で皮膚科にかかったとき、医師は顕微鏡検査をした結果「水虫ではない」と診断しました。そして処方された塗り薬を使っていたのですが、まったく症状が快方に向かいません。

医師がもう一度顕微鏡検査をした結果、「やっぱり水虫でした」と言われました。最初の診断は誤診だったわけです。

つまり、水虫かどうかの診断は、それだけ難しいのです。決して素人判断せずに、水虫かな、と思ったら、まずは皮膚科に行きましょう。

そして、ちゃんと顕微鏡で水虫菌の検査をしてもらってください。あなたが水虫患者であるかどうかを確認するのが、水虫治療の第一歩です。この手間を省いてはなりません。

わたしの症状はこうでした

わたし自身の症状を例に、ご説明します。

足の指の間がグジュグジュになりました

わたしの症状は、左足の指の間に発生しました。

  • 小指と薬指の間
  • 薬指と中指の間
  • 中指と人差し指の間

以上の3箇所が、ガサガサ、または、じゅくじゅくになっています。

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(左足を足裏からみた様子)

前回、平成22年に症状が悪化して皮膚科に駆け込んだときは、

  • 小指と薬指の間
  • 薬指と中指の間

だけでしたが、今回はさらに、ひとつ隣に感染が広がりました。

ちなみに2年前は蜂窩織炎になりかかりました

感染範囲は広がりましたが、症状は前回ほどは酷くないです。

前回は悲惨でした。水虫で壊れた皮膚組織から別の細菌(たぶんブドウ球菌)が皮膚の深部まで侵入し、蜂窩織炎(ほうかしきえん)になりかかりました。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、ほっておくと血液や内蔵まで症状が広がる深刻な病気です。皮膚科で手術が一番多い病気はこの蜂窩織炎なのだそうです。

わたしも、皮膚の組織が深くまで損傷し、手術が必要な一歩手前まで悪化しました。皮膚科の専門医が本気で心配してくれました。

前回の反省があったので、今回は水虫らしき症状が確認できた時点で、ひどくなる前に早めに皮膚科の門をくぐったのでした。

水虫で皮膚が裂けました

「あまりひどくなる前に皮膚科の門をくぐった」と書きましたが、あくまで前回との比較の問題で、実は今回も結構ひどい症状です。皮膚の深層への細菌感染が始まっていました。

初診の時点での水虫の症状です。参考のため写真(画像)を掲載しておきます。

(人差し指と中指の股)
0318-1

(中指と薬指の股)
0318-2

(薬指と小指の股)
0318-3

お見苦しい画像を見せてすみません。
でも、誰かの参考になればと思いまして。

特に酷いのは中指と人差し指の間です。皮膚が裂けてぱっくり口をあけています。
痒くて、痛くて、つらいです。

自己診断は危険-まずは皮膚科へ

なお、水虫の患部の画像を掲載しましたが、あなたの足の症状がこの画像に似ているからといって、必ずしも水虫とは限りません。似たような症状を示す皮膚病は、実はたくさんあります。

参考:水虫は症状や画像だけでは診断できません

実際には別の皮膚病なのにシロウト診断で水虫薬を塗ると、症状を悪化させることもあります。まずは皮膚科で検査してもらいましょう。水虫の診療の初回の費用は、健康保険を使えば2,000円程度です。この程度の出費で、顕微鏡を使った専門的な検査を受けれます。

水虫とそっくりの症状を呈していても、顕微鏡を使って検査すると、約半数は別の皮膚病なのだそうです。シロウトがネットの画像を見比べて判断するなんて、まったく不可能なわけです。

水虫と診断されました

わたしの症状は、皮膚科で水虫と診断されました。

皮膚科の先生によると、水虫の原因菌だけではなく、その他の雑菌にも感染している可能性が高いので、外傷の治療もあわせておこなう必要があるとのことでした。

外傷(皮膚のひび割れ)は2週間くらいで落ち着くだろうとのことでした。

本腰を入れて、水虫治療に取り掛かろうと思います。