水虫の治療を初めてはや2ヶ月
3月中旬に皮膚科の門をたたき、水虫の治療を初めてから、はや2ヶ月が経ちます。
最初の1ヶ月間は、ずっとグジュグジュの状態がつづきました。皮膚は割れたままで、医師の指示どおり朝と就寝前に薬を塗り続けても、ほとんど改善の様子はありませんでした。
次の2週間で、ようやく改善の兆しが見えました。さらに次の2週間で傷口がなくなって新しい皮膚ができ、痒みも痛みもとまりました。
治療開始から2ヶ月経った時点での状況はこんな感じです。
ちなみに、3月の状態は、こんな感じでした
いま見ても痛々しいです。
ここから約2ヶ月の治療で、まだ傷跡は赤く残っていますが、ちゃんと皮膚が復活しました。
ただし、まだ完全に皮膚が復活したわけではなく、薬を塗った状態で足に汗をかくと、夕方には指間の皮膚が白くふやけてきます。
これまでやってきたのは、外用薬の塗布と石鹸での洗浄
1日2回、根気よくアトラント軟膏(指間)とラミシールクリーム(足の裏、かかと、側面)を塗り続けた成果です。薬を塗る前には薬用石鹸での洗浄もかかしませんでした。
この状態で医師にみせたところ、さらにラミシールクリーム3本と、アトラント軟膏1本を処方され、もうしばらく塗り続けるように指示されました。
今は見た目はきれいになりましたが、ここで治療をやめてしまうと、また以前どおり、そのうちに水虫が再発してしまいます。足の角質は厚いので、すべてが入れ替わる(ロールオーバー)には3~4ヶ月かかります。
水虫の完治を勝ち取るには、ここが肝心なところ。あと一歩です。
皮膚が治ったあと、さらに2ヶ月間、1日1回の水虫薬塗布を続けました
医師からの最後の指示
診療開始から3ヶ月半ほど、4回目の診察のときに、医師から最後の指示をもらいました。
「今後は薬は1日1回でいいよ。忘れる日があってもかまわないから、あと1ヵ月半くらい塗り続けなさい。」
見た目はもう完治しています。ですが、皮膚の角質が完全に入れ替わる(ロールオーバー)には3ヶ月程度かかるので、余裕をとってもうしばらくの間は薬(ラミシールクリームとアトラント軟膏)を塗り続けなさい、ということです。
医師は、それで水虫は完治すると言いました。
「もうこなくていいから」
「それで完全に治るんですか?」
わたしは水虫治療はこれで3回目です。過去2回は、治ったと思ったのに数年後に再発しています。
「前も治ったと思ったら再発したんですけど」
「前のときは、どのくらいの期間、薬を塗った?」
「3週間くらい」
「3週間じゃあ皮膚がいれかわらないから、再発するよ、あなた、毎日ちゃんと薬塗ってるね。」
「塗ってます」
「じゃあ、もう治るよ。あとしばらく、いままでどおり続ければ」
医師は断言しました。
これで完治と考えることにします
長年何度も再発してきた水虫ですが、これで完治なんて本当でしょうか。
信じがたいような気もしますが、皮膚科の専門医が断言する以上、本当にこれで水虫から解放されるのでしょう。
ただし、念には念を入れて、ロールオーバー(皮膚の入れ替わり)に必要な4ヶ月が経過した後も、余った薬を週に一度だけ塗り続けることにしました。少しずつ使っていけば半年くらいは持つはずです。
これは、本から仕入れた知識です。この週一度の塗り薬の塗布で、再発率はほぼ0%まで下げられるとのことです。
というのも、皮膚の中の白癬菌は退治できても、家の中には足から落ちた垢に含まれる白癬菌がそこらじゅうに広がっています。掃除機で吸っても、残っています。その白癬菌が感染力を失うのが、ほぼ半年くらいとのことです。その期間中は防御が必要なわけです。
また、靴は新しいものを買いました。古い靴は、スニーカーは消毒液と洗剤で洗濯したうえで、半年間は履かずに乾燥させることにしました。洗濯できない古い革靴は少なくとも1年は履かないつもりです。
完治の秘訣は根気
水虫を完治させて、いま思うことは、結局のところ必要なのは「根気」だということです。以前の2回の治療時は見た目の症状がおさまった時点で治療をやめていました。今回は皮膚科医の指示に忠実に薬を塗り続けたのです。結局は、完治するかしないかは、それだけの違いなのです。
水虫治療はとにかく「根気」です。
みなさまも、気を長く持って、皮膚科医の言うとおりに薬を塗り続けてください。必ずなおりますから。