水虫薬 おすすめの市販薬

2018年4月19日

おすすめの水虫薬

この記事の要約(375文字)

この記事では、殺菌成分の浸透力を重視して水虫薬を選びます。角質深部にいる水虫菌を退治するには、浸透力が重要だからです。

おすすめの水虫薬は2つです。いずれも新タイプの殺菌剤テルビナフィンを主成分とする水虫薬です。

クリーム剤(塗り薬)

メンソレータム・エクシブ10クリームです。
角質軟化作用のある尿素を、市販水虫薬では最大の10%含有します。足の裏の角質は厚いので、普通の塗り薬では薬効成分が角質深部まで届きにくいです。その点に配慮した水虫薬です。

飲み薬(錠剤)

ラミシールクリームの錠剤版(飲み薬)です。皮膚科で爪水虫の治療に使われる薬です。日本国内の薬局では市販されていませんが、海外から自己輸入で入手可能です。

ラミシール錠の個人輸入について調べる

 


 

以下、本文です。約6000文字と長いですが、参考になりましたら幸いです。

市販の水虫薬の選び方

水虫薬を塗っているのに効かない・・・

その理由は、あなたが使っている水虫薬が、あなたの水虫に合っていないのかも知れません。

水虫をひきおこす水虫菌(白癬菌)は、数種類あります。そして水虫薬にも種類があります。両者の組み合わせによって、薬の効き目は違います。

したがって、水虫薬を変えると効果がでる場合があります。

ただし、ここでいう「別の薬」とは、商品名の違いではなく、「水虫薬としての有効成分が違う薬」のことです。

以下、水虫薬の有効成分(主成分)について、少し長くなりますがご説明します。

商品名ではなく、主成分を基準に考える

日本の水虫患者は約2500万人。もはや国民病といってよい患者数です。そのため、水虫の市販薬は数十種類が販売されています。

しかし、白癬菌を退治する主成分の種類はそれほど多くはなく、せいぜい数種類です。同じ成分の薬に製薬会社が自社の商品名をつけて、それぞれ販売しているのです。

たとえば、ラミシールとエクシブの薬効成分は同じ「テルビナフィン」です。

市販の水虫薬の主成分はおおむね4種類

市販の水虫薬の主成分は、おおむね以下の4種類のどれかです。

  • ブテナフィン塩酸塩
  • テルビナフィン塩酸塩
  • ラノコナゾール
  • ミコナゾール硝酸塩

つまり、近所の薬局にある水虫薬は、おおむねこの4種類と言うことです。

有名な水虫市販薬と主成分の対照表は以下のとおりです。主成分ごとに背景色を4色に塗り分けています。

【市販の水虫薬と主成分/副成分の一覧表】
水虫薬の商品名 主成分 副成分
かゆみ止め 浸透力
ブテナロックVα ブテナフィン クロタミトン等
メディータム リドカイン
ラミシールAT テルビナフィン
ラミシールプラス クロタミトン 尿素5%
ダマリングランデ リドカイン
メンソレータムエクシブ リドカイン等
メンソレータムエクシブ10 リドカイン等 尿素10%
ピロエースZ ラノコナゾール クロタミトン
ダマリンL ミコナゾール クロタミトン等 尿素3%

「主成分」の欄に記載したブテナフィン、テルビナフィン、ラノコナゾール、ミコナゾールが、殺菌成分の名前です。これが水虫薬の本体です。

その右側に記載した「副成分」には水虫菌を殺菌する効力はありませんが、水虫の不快な症状(かゆみ、炎症など)を抑えるために配合されています。

以下の記事では、水虫薬の主役である「主成分」に焦点をあわせて、水虫薬の選び方を考えてみます。

水虫菌の種類と、相性問題

水虫の原因となる白癬菌は約10種類あります。

参照 》日本皮膚学界HP「皮膚糸状菌(白癬菌)とは何ですか?」

自分の水虫の菌の種類がわかれば、一番よく効く薬を選ぶことができそうです。

しかし残念ながら、これは容易ではありません。菌の種類は、水虫の患部を肉眼で見てもわかりません。専門家が実験器具を使って数日かけて菌を培養して検査する必要があります。

このイラストのような培地(ばいち)を学校の理科の教科書で見たことがありますよね。こういう器具で菌を培養して検査すれば、あなたの水虫の原因菌を特定できます。

トライアンドエラー方式

でも、街の薬局の薬剤師さんに、菌を培養する技術はありません(もちろん、素人が自分でやるのも不可能です)。

このため、薬剤師さんのアドバイスは、あくまで一般論を言うだけです。あなた個人にフォーカスした最適の水虫薬がどれかはわかりません。

したがって結局のところ、試しにどれか使ってみて、その薬が効けばそれでよし。効かなければ、また別の薬を試してみる、というトライアンドエラー方式で治療にのぞむことになります。

皮膚科の処方も基本的には同じ

ちなみにこのことは、皮膚科の医院を受診する場合でも同じです。皮膚科を受診して薬をもらうとき、医師はとりあえず薬を処方して、一週間後にまた来るよう指示します。

一週間後にもう一度医師に診てもらって、薬の効果が認められれば、そのままその薬を使って治療します。治療の効果がなければ、医師は、薬効成分が違う別の薬に変えてくれます。

効く薬が見つかるまでこれを繰り返します。わたしの場合は2度目の薬があっていたようで、その後、完治に至りました。

市販薬で水虫を治療するときは、これを自分の判断でおこなうわけです。

 

2週間ほど使ってみて、

「この薬は自分の水虫には効かないな」

と感じたら、主成分が違う別の薬に変えてみましょう。

人によって水虫菌の種類は違うので、誰にでも一番よく効く薬というものはありません。組み合わせ・相性の問題です

そこで、「効かなかったときの変え方」が重要になります。

「効かないときの変え方」こそが重要

水虫を治療するためには、どの薬を選ぶかよりも、

効かないときにどの薬に変えるか、

の方が重要です。

前述のとおり市販薬の主成分はおおむね4種類です。主成分が同じなら、商品名やメーカーが違っても「同じ薬」です。同じ主成分の薬に変えても効果は大差ありません。

「いろいろな薬を使ってみたが水虫が治らない」という人は、同じ主成分の薬に変えている可能性があります。その人は、実際には、同じ薬を塗り続けていたわけです。

水虫薬が効かないと感じたら、他の主成分の水虫薬に替えてみてはいかがでしょう。たとえば、「ブテナフィン塩酸塩」が主成分のブテナロックを使っても症状が改善しなければ、違う主成分「テルビナフィン塩酸塩」が含まれるラミシールに変えてみる、などです。

以下に、主成分ごとに代表的な水虫薬を掲載しますので、参考にしてください。

ブテナフィン塩酸塩が主成分の水虫薬

テルビナフィン塩酸塩が主成分の水虫薬

ラノコナゾールが主成分の水虫薬

ミコナゾール硝酸塩が主成分の水虫薬

即効性重視なら副成分に注目する

前項までは水虫薬の主成分に着目して考えました。

次は、市販の水虫薬に配合されている副成分の観点から、自分にあう水虫薬の選び方を考えます。

副成分による水虫薬の選び方

さきほど書いたとおり、水虫菌を殺菌する効力があるのは、水虫薬の「主成分」です。

しかし、主成分が水虫菌を退治するには、数週間かかります。

そんなに待っていられない。かゆくて、我慢できない。今日明日にも、治療効果を感じたい・・・。

その気持ちわかります。

すぐに効き目があらわれる副成分

水虫のつらい症状を早期に緩和するには、水虫薬に含まれる副成分に着目してください。

市販の水虫薬には、水虫を治療するための主成分のほかに、サブ的な成分(副成分)が添加されることが多いです。

含まれる「副成分」は、目的によって2種類にわかれます。

  1. ひとつは、水虫の不快な症状を鎮める成分です。かゆみ止めや消炎作用のあるリドカインなどの薬品です。
  2. もうひとつは、主成分が皮膚に浸透しやすいように添付される尿素です。尿素はハンドクリームの主成分として使われ、皮膚の角質を柔軟にする効果があります。尿素の作用で厚い角質が柔らかくなり、水虫薬が皮膚に浸透しやすくなります。

下の表は、市販の水虫薬の副成分を整理したものです(冒頭の表の副成分の欄を抜き出しています)。

【市販の水虫薬の副成分比較表】
水虫薬の商品名 かゆみどめ 浸透力強化
ブテナロックVα クロタミトン等
メディータム リドカイン
ラミシールAT
ラミシールプラス クロタミトン 尿素5%
ダマリングランデ リドカイン
メンソレータムエクシブ リドカイン等
メンソレータムエクシブ10 リドカイン等 尿素10%
ピロエースZ クロタミトン
ダマリンL クロタミトン等 尿素3%

ラミシールATを除く全ての市販薬に、かゆみ止めが配合されています。

市販薬に必ず「かゆみ止め」が配合されている理由は、ユーザーに、

「治った気になってもらう」

ことが必要だからです。

副成分のかゆみ止めによってかゆみが収まっても、実際には水虫は治っていません。かゆみが止まっても、水虫菌は生きているからです。

しかし、ユーザーの判断基準は、

「かゆみが収まる=効いている」

なのです。

とりあえずかゆみが止まれば、ユーザーはまたその薬をリピートしてくれます。だから、製薬会社は、副成分のかゆみ止めを必ず市販薬に配合するのです。

副成分では水虫は完治しない

かゆみが止まることはよいことです。

ですが、かゆみが収まること自体はよいことですが、もっと大切なのは水虫が完治することです。

そのためには、副成分(かゆみ止め)ではなく、主成分(殺菌成分)による根本的な治療効果こそが大切です。水虫菌を根絶することこそが、水虫治療の目的です。

おすすめの水虫薬はエクシブ

副成分によって一時的にかゆみや炎症が収まっても、水虫菌が皮膚に残っていれば必ずまた再発します。

そのたびに不愉快な思いをするのはイヤです。毎年夏になると水虫薬を買うのは、今年で終わりにしたいです。

だから、副成分による一時的な対処療法ではなく、主成分(殺菌成分)による抜本的な治療を目指してください。

そのためにわたしがおすすめするのは、主成分(テルビナフィン)の浸透力が強いメンソレータムエクシブ10です。

尿素10%配合で角質浸透力の強いメンソレータムエクシブ10

メンソレータムエクシブ10は、皮膚への浸透力をアップする尿素を10%も配合しています。

この尿素の量は、一般的な保湿クリームなみの含有量です。たとえば資生堂のハンドクリームが、同じく尿素10%です。

尿素の働きによって皮膚の角質を柔らかくして、水虫薬の主成分(殺菌成分)を皮膚の深部まで届けます。

副成分による一時的な効果ではなく、主成分による抜本的な治療を目指すならば、メンソレータムエクシブ10が、おすすめです

メーカーの説明によると、かかとや足の裏など、角質の厚い部分の水虫(かかと水虫)にも効果があるそうです。

もちろん、かゆみを抑えるリドカインも配合されています。「全部入り」の製品なので、水虫治療を始めるにあたって、まずはこのエクシブを試すことをおすすめします。

そして、もしも残念ながら効果が見られなければ、さきほどご紹介したとおり、主成分の違う別の水虫薬に変えて、治療を継続してください。

エクシブの主成分はテルビナフィンです。したがって、テルビナフィン以外の主成分の水虫薬、たとえばダマリンLに変えて、再挑戦することになります。

 

錠剤(飲み薬)、クリーム、液剤の比較

市販の水虫薬には、クリーム剤と液剤、そして錠剤があります。

それぞれの特徴は、次のように言われています。

  • クリーム剤:普通の水虫、じゅくじゅく水虫、皮膚の損傷がひどい水虫に使用する。
  • 液剤:かさかさの水虫に使用する。ささくれだった患部に塗布する。ただし、クリーム剤よりも皮膚への刺激が強い。
  • 錠剤(飲み薬):爪水虫やかかとの水虫を体の内側から治療する。

このうち、皮膚科を受診した際に処方されるのはクリーム剤です。わたしは過去に何人もの皮膚科医から水虫薬の処方を受けましたが、すべてクリーム剤でした。

皮膚科医は、クリーム剤を処方するのが基本のようです。どれにするか迷ったら、クリーム剤を選んでおけばよいと思います。

おすすめは、さきほど御紹介したメンソレータムエクシブ10クリームです。

飲み薬(錠剤)は皮膚科または個人輸入で

かかと水虫や爪水虫は、厚い角質の深い部分まで水虫菌が広がっています。

ここまで水虫が進行してしまうと、皮膚の表面から薬を塗っても水虫患部まで浸透しません。その場合は、治療に飲み薬が使われます。

飲み薬は血管経由で水虫殺菌成分が運ばれるため、皮膚の角質や爪の裏側まで殺菌成分がいきわたります。

しかし、水虫用の飲み薬は日本国内の薬局では市販されていないため、皮膚科で処方してもらう必要があります。

または、海外から通販で個人輸入することになります。個人輸入は、代行業者さんを利用すれば簡単です。すべて日本語で手続きできます。

ただし、水虫用の飲み薬には副作用があるため、用法用量を勉強して慎重に使用することが必要です。リンク先の商品説明(用法、効果、注意事項、副作用など)をよく読んで慎重に検討してください。

水虫用の飲み薬(ラミシール錠)

ラミシール(Lamisil)個人輸入用 250mg × 28錠(約1カ月分)

ラミシール(錠剤)の輸入価格は為替レートなどによって変動するため、下のバナーから販売サイトで直接確認してください。

 

念のために付言しておくと、体を大切にするという観点からいえば、素人判断で対処するよりも、皮膚科の医師に相談した方がよいと思います。

皮膚科で処方されるのも結局はこの「ラミシール錠」などが多いのですが、皮膚科では、爪水虫の治療をするにあたって、血液検査を含む各種の検査をしてくれるので安心です。

水虫の完治を目指して頑張ってください。