水虫完治までの費用を報告します
今回の水虫治療にかかった費用は、総額で9,729円でした。
内訳は、
- 病院費用 3,630円
- 薬局費用 3,020円
- その他雑費 3,079円
です。
このうち「雑費」はわたしが個人的興味から試しに買ってみた水虫ケア製品(薬用石鹸や五本指ソックス等)の費用なので、必須の費用ではありません。これを除いた純粋な治療費は、6,650円になります。なお、わたしの健康保険は本人負担3割です。
6,650円と少しの根気があれば水虫と永久におさらばできるのですから、実に有益な出費だったと思います。
薬は医師の処方箋に従って健康保険を使って購入しました。市販薬は使いませんでした。このため薬代は安くおさまっています。
以下に、水虫治療費用の明細を説明します。
完治までの皮膚科受診費用と薬代
初診時 2470円
1回目の受診時に支払った費用です。
- 皮膚科受診料(初診料・検査料込)
1800円(3割負担) - 薬局費用(薬代)
670円(3割負担)- ゲンタシン軟膏 10g
- ラミシールクリーム 10g×2
- セレスタミン配合錠 9錠
診療費用には、顕微鏡による検査費用(微生物学的検査判断料)が含まれています。
2回目診療時 1600円
初診から2週間後の2回目受診時に支払った費用です。
- 皮膚科診察料
610円(3割負担) - 薬局費用(薬代)
990円(3割負担)- ラミシールクリーム 10g×4
- アトラント軟膏 10g×2
このとき、指の間に塗る薬をアトラント軟膏に変更しました。足の裏や側面などには、従前どおりラミシールクリームを塗ります。
3回目診療時 1370円
2回目受診時の1ヵ月半後(治療開始から2ヵ月後)の第3回目受診時に支払った費用です。
- 皮膚科診察料
610円(3割負担) - 薬局費用(薬代)
760円(3割負担)- ラミシールクリーム 10g×3
- アトラント軟膏 10g×1
この時点で皮膚はほぼ回復していますが、まだやや白っぽく見える箇所が残っています。従前どおり、1日2回の塗布を続けるように指示されました。
4回目(最終)診療時 1210円
3回目の受診から約1ヵ月半後(初診から約3ヵ月半後)の受診時に支払った費用です。
- 皮膚科診察料
610円(3割負担) - 薬局費用(薬代)
600円(3割負担)- ラミシールクリーム 10g×2
このとき外見上は水虫は消失しています。しかし、念のためにしばらく1日に1回だけ薬を塗り続けるように指示されました。
手元には前回までに処方されたラミシールクリームの余りが1本と、アトラント軟膏が半分程度残っていたので、あらたに処方されたラミシールクリーム2本とあわせると、ラミシールクリームが3本にアトラント軟膏が半分。これが全部なくなるまで塗り続け、なくなったら治療を終了してよい、とのことでした。
その他の費用
病院と薬代以外の、水虫関連費用です。このうち、足指矯正器具はあまり使っていません。
- 五本指靴下(4足) 1,180円
- 薬用石鹸 295円
- 足指矯正器具(2つ) 216円
- ベビーフット 1,388円
Topics:ラミシールクリーム1本あたりの費用を計算する
薬局で購入した薬の値段は、薬局の明細書に書いてある保険点数から計算できます。ためしに、初診時に購入したラミシールクリームの1本あたりの費用を計算してみます。
1回目の薬局の保険点数は合計222点。このうち、調剤料や管理指導料などの薬局の手数料は116点。残りの106点が薬品代です。
薬品代の内訳は、
- ゲンタシン軟膏 14点
- ラミシールクリーム 83点
- セレスタミン配合錠 9点
です。
調剤料等を含めた支払総額(670円)を各薬剤の点数で按分すると、ラミシールクリーム1本あたりの支出は、
670÷222×83点÷2本=約125円
になります(本人負担3割の場合)。
市販の水虫薬より、かなり安いです。
なお、皮膚科で医者に支払った診療費も薬を入手するために必要な費用ですから、これを含めて計算するなら、次の計算式になります。
1800円(皮膚科診療費)+670円=2470円(初回の病院代・薬局代)
2470円÷106点(処方薬点数合計)×83点÷2本=967円
病院での顕微鏡検査費用まで全部含めても、ラミシールクリーム1本(10g)もらうための費用は967円です。
2回目以降は初診料や検査料がかかりませんから、水虫薬1本あたりの費用はさらに安くなります。
市販薬と比べて安いのは健康保険が使えるせいもありますが、それにしても安いですね。水虫治療にあたっては、病院を利用するのが費用の点からもおすすめです。