水虫の漢方薬 – 漢方による足湯で水虫治療

薬局にある水虫薬は、20世紀後半に開発された新しい抗真菌薬を主成分とするものが多いです。その一方で、伝統医学にもとづく漢方の水虫薬も存在します。入手が比較的容易な水虫の漢方薬をまとめました。

水虫用の漢方薬

漢方薬の起源は中国です。ただし、中国では漢方という言葉を使わずに「中医」(zhong yi)と言います(漢方という言葉は日本語です)。

現代の中医(漢方)は、中国の伝統医学に加えて西洋医学の優れた点も導入し、双方の利点を総合したものになっています。

中国では、水虫の本場は香港です。中国語では水虫のことを「香港脚」(hongkong jiao)と呼びます。高温多湿の香港では水虫の人が多いので、この名が付いたと言われます。

患者が多い分、香港では水虫薬の売れ行きもよいようです。この記事でご紹介する水虫薬は、いずれも香港で広く販売されているものです。

漢方の水虫薬には、

  1. お湯に溶かして足湯するタイプ
  2. 皮膚に塗布するタイプ

の2種類があります。順にご紹介します。

足湯タイプの水虫薬

十足美

十足美は、中国および香港で人気のある、足湯タイプの水虫薬です。パッケージには、水虫の原因菌である「真菌」(白癬菌)をやっつけるイラストが大きく描いてあります。

十足美(水虫治療薬)

メーカーによると、薬剤に配合されたサリチル酸と安息香酸が足の皮膚の角質を柔らかくして薬剤の浸透を助け、希酢酸が水虫の原因菌である白癬菌の成長を抑制しすると説明されています。

  • 中国・香港では、お湯に溶かして足をつける方法(足湯)で使用されます。洗面器のお湯に薬を溶かして、30分ほどの足湯をすることによって、皮膚の奥まで薬剤を浸透させます。
  • 直輸入品は日本語の説明書が入っていないので、使用にあたっては輸入代行業者さんのサイトにある用法・用例をよく読んでください。
  • 十足美の詳しい使い方、副作用、日本人利用者によるレビュー等は、下のリンクから参照してください。

十足美の詳細・利用者レビュー

足光散

古い角質をケミカルピーリングで除去するタイプの水虫薬です。水虫に侵された角質の除去に役立つと説明されています。

足光散(水虫治療薬)

販売元が推奨している用法・用例は以下のとおりです。

500ml~1500mlのお湯に、足光散20g~40gを溶かします。水虫の患部を30分程度浸したあと、よく洗います。1日に1回使用し、3日続けます。

  • 数回の使用で古い皮膚が剥がれ落ち、新しい肌になるそうです。
  • 手足の痒みや足の臭いの解消に効果があると説明されています。
  • 製品は中国・香港の薬局で市販されているパッケージです。用法用例など日本語による詳しい説明は、輸入代行業者さんのサイトで参照してください。

足光散の詳細・利用者レビュー

塗布するタイプの水虫薬

複方 土槿皮酊(ドキンピチンキ)

香港で人気の水虫用チンキです。白癖菌の治療用の土槿皮チンキを含みます。加えて、角質軟化作用と殺菌、防腐作用のあるサリチル酸と安息香酸が配合されています。

複方土槿皮酊(ドキンピチンキ、ムクゲチンキ)

日本で最も売れている水虫用の漢方薬のひとつです。皮膚に塗布して使用します。

販売元が推奨している用法・用例は以下のとおりです。

1日に1、2回の塗布を続けると、水虫の古い角質が剥がれ落ち、下から新しい皮膚がでてくるそうです。

  • 本家の香港で絶大な人気を誇る薬です。
  • チンキの作用で皮膚に浸透し、かゆみを緩和すると説明されています。
  • ジュクジュク型の水虫よりもカサカサ型の水虫への使用が推奨されています。
  • その他の詳しい用法用例は、個人輸入代行業者さんのサイトを参照してください。

土槿皮酊の詳細・利用者レビュー

国内版はAmazonでも購入可

複方土槿皮酊は第2類医薬品として正式に国内販売されているので、Amazonや楽天でも入手可能です。